スマホの時間を減らしたら、人生が軽くなった話

まぬるん

HSP歴30年以上・ミニマリスト歴5年、年間200冊以上本を読む。 家族5人全員がHSP。苦悩の結果、刺激や情報を減らすというミニマリストの考えがHSPとの相性が抜群と分かり、実践。その効果を感じている。 HSPは全員ミニマリストになれば良いと考えている。

「ついスマホばかり見てしまう…」「時間がなくて疲れる…」そんな日々にモヤモヤしていませんか?
私も同じように悩んでいたひとりでした。
ですが、スマホとの付き合い方を少し変えただけで、心が整い、時間にも気持ちにも余裕が生まれたんです。

本記事では、HSP気質の私が実践した“スマホ時間の減らし方”と、その効果をリアルに紹介します。
人生が少し軽くなるヒント、ぜひ読んでみてください。

スマホ時間が私たちの暮らしに与える影響とは?

気づけばスマホに支配されていた日常

朝起きた瞬間、スマホを手に取る。気がつけば寝る直前まで、指先はスマホの画面に触れている。
私も以前はそんな毎日を送っていました。

調べ物や連絡だけでなく、SNSの通知やおすすめ記事に誘導されて、気がつけば30分…1時間…。
「今日はやることいっぱいだったのに、また時間を無駄にした」そんな罪悪感を毎日のように抱えていました。

スマホの裏側にある“仕組み”を知ると、使い方が少し変わるかも

実はスマホって、とても賢い人たちが「どうすればもっと手に取りたくなるか」を考えて作られています。(※「人間の脳の報酬系を刺激し、使用時間を最大化するUXデザインを導入」)
気づけばつい見続けてしまうのも、その仕掛けの一つかもしれません。
そしてその流れの中で、私たちはアプリをダウンロードしたり、ネットで買い物をしたり、スマホで決済をしたり…と自然にお金を使う行動へとつながっていくんです。
この仕組みを知ったうえで、私たちはスマホとの距離を少し見直してもいいのかもしれませんね。

HSPさんは特に影響を受けやすい理由

HSP気質を持つ私たちは、外からの刺激に敏感なぶん、スマホから受ける情報も強く心に残りやすい傾向があります。
たとえば、SNSのネガティブな投稿を見ただけで気分が沈んだり、ニュースの見出しに動揺してしまったり…。
画面越しでも脳や神経がフル稼働してしまい、知らぬ間に疲れを溜めてしまうのです。

見えないストレスと時間ロスの正体

スマホには“終わりがない”という特徴があります。
SNSもニュースも次から次へと情報が更新され、脳は常に追いかけるモードに。
この状態が長く続くと、脳が「ずっと未完了状態」に置かれ、集中力や記憶力も低下しがちに。
また、なんとなくスマホを触っている時間は、体感以上に多く、1日1時間の浪費が1年で365時間=約15日分になることも。


「便利な道具のはずなのに、どうしてこんなに疲れるんだろう?」
そう感じ始めたことが、私のスマホ習慣を見直すきっかけでした。

スマホ時間を減らすことで得られた“心の変化”

頭の中がスッキリ!思考が整う感覚

スマホを見る時間を意識的に減らすようになって、まず最初に感じたのは「思考のクリアさ」でした。
以前は情報が多すぎて、常に頭の中がざわざわしていたのですが、スマホとの距離を取ることで、自然と自分の考えが整理されていったのです。
「やりたいこと」「やるべきこと」が見えるようになって、無駄に悩む時間がぐんと減りました。


気持ちに余白ができて、人にも優しくなれた

意外だったのは、家族との関係にも変化があったことです。
以前は、子どもに話しかけられてもスマホを見ながら曖昧な返事…なんてことも。
今思うと、心ここにあらずの状態だったんですよね。

スマホを触る時間が減ると、そのぶん「今この瞬間」に集中できるようになります。
余裕ができると、小さなことにも感謝できたり、ちょっとした家族の変化にも気づけたり。
気持ちの“余白”って、本当に大事なんだと実感しました。


イライラ・モヤモヤが減った意外な理由

スマホで得た情報にいちいち反応していた頃は、気づかないうちにイライラやモヤモヤが増えていました。
特にSNSは他人の成功や幸せが視界に入りがちで、「私って何もできてない…」と落ち込んでしまうことも。
でも、情報を断つと比べる対象が減り、「私は私でいい」と思えるように。
スマホ時間を減らすことで、自分の“本来のリズム”を取り戻せた感覚があります。


「時間が足りない」「疲れてばかり」そう思っていたのに、スマホを減らしただけで、こんなに心が軽くなるなんて。
たったそれだけのことで、見える景色がガラッと変わりました。

私が実践してよかったスマホ時間の減らし方

すぐできる!スマホ習慣の見直し術

スマホとの付き合い方を変えるには、「いきなりゼロにする」よりも、「意識的な使い方」にシフトすることが大切でした。
たとえばこんなふうに:

  • 朝起きてすぐスマホを見ない(目覚ましはアナログ時計に)
  • SNSアプリの通知を全部オフにする
  • スマホを使う時間をタイマーで区切る(15分単位など)

特に「起きてすぐスマホを見ない」だけで、1日のリズムが整うようになりました。
ぼんやりしたままSNSを見ると、朝からネガティブな気分を引きずってしまうんですよね。


やめたこと・残したことリスト

やみくもに「全部やめる!」と意気込むと、逆にストレスになりがち。私が試して効果があったのは、以下のように整理することでした。

やめたこと残したこと・使い方を工夫したこと
寝る前のSNSチェックKindleアプリで読書に使う
移動中のスマホゲームGoogleカレンダーで予定を確認
無目的なネットサーフィンメモ帳アプリでアイデアを記録

「完全にやめる」のではなく、「自分のためになる使い方に絞る」と考えたことで、ストレスも少なく、続けやすくなりました。


“見ない時間”を心地よく過ごす工夫

スマホを見ない時間をつくるだけでなく、その時間を「楽しい」「心地よい」と感じられることがポイントでした。

紙のメモやアナログ時計を使う

デジタルに頼らず、紙のメモ帳や付箋でToDo管理をするだけで、目や脳の疲れが減ります。
アナログ時計も「今ここ」に意識を戻すのにおすすめ。

スマホの定位置を決める

使わないときは、スマホを「目につかない場所」に置くだけでも効果的です。
私はリビングのカゴに入れて、物理的に距離を取っています。


こうした小さな習慣の積み重ねが、結果的に「スマホから自由になる感覚」へとつながっていきました。

それでもついスマホを見てしまう時の対処法

自分を責めない考え方

「またスマホ見ちゃった…」と落ち込むこと、ありますよね。
私も何度も「もうやめようと思ったのに…」と自己嫌悪に陥ってきました。
でも最近は、そんな自分もまるごと受け入れるようにしています。

スマホは“誘惑”でもありますが“とても便利なツール”でもあるんです。
疲れていたから、孤独だったから、スマホに頼った。
その背景に目を向けると、責める気持ちが少しずつ和らぎました。


誘惑に負けない「ワンクッション」習慣

私が実践して効果を感じたのが、「スマホに手を伸ばす前にワンクッション置く」こと。
たとえば:

  • 手帳を1分開いてみる
  • 深呼吸を3回する
  • 白湯をひと口飲む

このように“反射的な行動”を止める小さな習慣を挟むことで、「本当に今、スマホが必要?」と自分に問いかける余裕が生まれます。
驚くほど、“なんとなく”スマホを触っていた時間が減りました。


HSPさんにおすすめのアプリ・設定とは?

HSP気質の方は、情報の量や刺激に特に疲れやすいため、スマホの設定やアプリを工夫することも大切です。
以下は私が使ってよかったものです:

  • モノクロモード設定:画面が無彩色になることで、無駄な閲覧が激減。
  • Forest(集中アプリ):スマホを触らずに過ごすと木が育つゲーム感覚アプリ。
  • アプリタイマー:各アプリに使用時間制限を設定。使いすぎを自動で防止。

スマホと“戦う”のではなく、“共存”するスタンスが、長く心地よく続けるコツかもしれません。


「また見ちゃった」と落ち込む日もあるけれど、少しずつスマホとの距離感が変わっていく自分を、私は少し誇らしく感じています。

まとめ

スマホは便利な道具だけれど、使いすぎると心と時間をじわじわと奪っていくもの。
私自身、知らず知らずのうちにスマホに振り回されて、疲れやすくなっていたことに気づきました。
でも、少しずつ使い方を見直すことで、心に余白が生まれ、毎日が軽やかに変わっていきました。

「頑張ってやめる」よりも、「自分に優しい距離感」を見つけること。
スマホとの関係を見直すことは、自分を大切にする第一歩なのかもしれません。

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