私たちは毎日、やるべきことに追われています。
To Doリストを作っては、こなせなかった自分に落ち込む。
そんな経験、ありませんか?
でも本当に大事なのは、「やること」ではなく「やらないこと」を明確にすること。
情報もモノもタスクも溢れるこの時代、自分にとって不要なものを見極めなければ、大切なことに集中できません。
この記事では、ミニマリスト的視点から「やらないことリスト(Not To Doリスト)」の大切さと、その実践方法を紹介します。
心も時間もスッキリさせたい人にこそ、読んでほしい内容です。
「やらないことリスト」がなぜ今、必要なのか?
情報・モノ・タスクに溢れる現代
スマホを開けば、SNSやニュース、広告が次々と目に飛び込んできます。
カレンダーを見れば、仕事や予定でぎっしり。
私たちは気づかぬうちに、「やること」を増やしすぎているのです。
「やること」が増えるほど、迷いが生まれる
「やること」が多すぎると、人は迷い、疲れます。
特にHSP(繊細さん)はマルチタスクが苦手な人が多く、どれも中途半端になりがちです。
もし、「大事なことに集中できない」と思っているなら、「やること」が多すぎる可能性があります。
本当にやりたいことのために時間を作る
ただでさえ毎日の生活に追われているのに、「やること」を増やしても、それをする時間はありません。
まずは、やることを減らし、余裕のある時間を作ることが大事です。
自分軸を取り戻すために必要な「やらないこと」
「やらないことリスト(Not To Doリスト)」は、自分の価値観に基づいて不要なものを切り捨てる作業です。
これは、自分軸を取り戻すための第一歩。
シンプルに生きたい人ほど、このリストは力を発揮します。
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To Doリストの落とし穴
リストが増える=ストレスが増える
やることが明確になるのは良いことです。
しかし、リストが多すぎると、「今日も終わらなかった…」という罪悪感につながりやすくなります。
✅To Doリストが抱える主な問題点
- 項目が増えすぎる
- 優先順位がつけられない
- 完了できずに自己嫌悪に陥る
- やることばかり増えるが、それをする時間は増えない
To Do リストを作っている時、人はなぜか創作的になるので、あれもこれもと手を出しがちです。
結果、To Do リストは膨大な量になります。
しかし、このリストをこなす時間はありません。
本当にやりたいことが見えなくなる理由
To Doリストに「やるべきこと」を並べるほど、「やりたいこと」が埋もれていきます。
義務感に支配された行動では、充実感を感じにくくなってしまいます。
「こなす」ことに追われて、疲弊する日々
リストを消化する毎日を送っていると、気づいた時には心も体もクタクタに。
それは、やらなくてもいいことにエネルギーを使っているからかもしれません。
ミニマリストが実践する「やらないことリスト」の作り方
やらないことリストは、以下の3ステップで作れます。
Step1:やめたい習慣を書き出す
まずは「なんとなくやっているけど、本当はやめたいこと」を思いつくまま書き出しましょう。
Step2:「やらない理由」を明確にする
「やらない」と決めるには、その理由が必要です。
理由があると、迷いが減り、判断が速くなります。
やらないこと | やらない理由 |
---|---|
SNSを朝一に見ない | 頭が情報でごちゃごちゃになるから |
無理に予定を入れない | 自分の体力と時間を優先したいから |
ネガティブなニュースを見ない | 気分が下がり、その日1日が台無しになるから |
Step3:Not To Doリストにして貼っておく
紙に書いて目に入る場所に貼る、スマホのメモに保存するなど、自分に合った方法で活用しましょう。
私が使っているエクセルのやらないことリストを貼っておきます。
やらないことリストの具体例
日常生活や仕事における具体的な例をいくつか紹介します。
日常生活での「やらないこと」例
- 朝一番にSNSを見ない(その情報は必要?)
- 無理な予定を入れない(それは本当にやりたいこと?)
- 新聞をスミからスミまで見ない(必要な所だけ見れば?)
- 嫌われたくないからといって同意しない(そんな自分は好き?)
- 自分を後回しにしすぎない(自分を優先していいんだ)
仕事における「やらないこと」例
- マルチタスクをやめる(逆に効率が悪い)
- 完璧を求めすぎない(力を入れるべき所を見分ける、パレートの法則)
- 優先度の低いメールにすぐ返信しない
- 残業を習慣にしない
- 他人の期待ばかりに応えない(自分の業務を優先)
パレートの法則とは、全体の成果の約80%は、全体の20%の要素によって生み出されているという経験則・法則です。
やらないことを決めると、心が軽くなる
迷いが減って、判断が速くなる
「これはやらない」と決めていると、日々の判断がスムーズになります。
考える時間もエネルギーも節約でき、余裕が生まれます。
本当に大事なことに集中できる
「やらないこと」が明確になると、逆に「やるべきこと(やりたいこと)」がくっきりと見えてきます。
大切なことにエネルギーを集中できるようになるのです。
人に優しくなれる
自分の時間に余裕があれば、人にも優しくできます。
自分らしい暮らしが手に入る
他人に振り回されず、自分の価値観に沿った選択ができるようになることで、暮らしがシンプルに、心も安定していきます。
まとめ:やらないことこそ、あなたをラクにする
To Doリストは便利ですが、現代人にとって本当に必要なのは「やらないことリスト」。
余計な情報や行動を手放すことで、本当に大切なことに集中できるようになります。
まずは一つでもいいので、「やらないこと」を決めてみてください。
その小さな選択が、あなたの毎日をぐっと軽やかにしてくれるはずです。
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