HSPの私はミニマリストで楽になった|環境ストレスを減らす方法

まぬるん

HSP歴30年以上・ミニマリスト歴5年、年間200冊以上本を読む。 家族5人全員がHSP。苦悩の結果、刺激や情報を減らすというミニマリストの考えがHSPとの相性が抜群と分かり、実践。その効果を感じている。 HSPは全員ミニマリストになれば良いと考えている。

些細な音や光が気になって、落ち着かない。
部屋に物が多いと、気が散って疲れてしまう。
人の気配や外の騒音がストレスになる。

こんなふうに、日常の環境に敏感すぎて疲れてしまうことはありませんか?

HSPの私も普通の暮らしがなんだかしんどいと感じることが多くありました。

しかし、ミニマリスト的な生活を取り入れてから、驚くほどストレスが減り、心が軽くなったのです。

といってもテレビも何も無い生活をするのではありません。

必要な物を持ち、いらない物を手放すだけです。

これだけで、本当に心が軽くなります!

「もっと心地よく暮らしたい。」
そう思っているあなたに、ミニマリスト的な生活を取り入れ、快適に暮らすコツをお伝えします。

この記事は筆者自身の体験をもとに書いています。
HSPという特性を持つ方の中には、同じように感じる方もいるかもしれませんが、すべての方に当てはまるわけではないことをご理解ください。

HSPの人は、日常の些細な刺激にも敏感で、環境ストレスを強く感じやすい特徴があります。

私自身も、普通の暮らしがなんだか落ち着かず、常に疲れてしまうことに悩んでいました。

まずは、あなたが何にストレスを受けやすいか見ていきましょう。

音・光・においに敏感で、刺激を受けやすい

HSPの人は、聴覚・視覚・嗅覚などの感覚が鋭いため、普通の人なら気にならない音や光、においに敏感に反応します

HSPがストレスを感じやすい環境の例

  • 家電の電子音や時計の秒針の音が気になってしまう
  • LED照明や太陽の明るさが目に刺さるように感じる
  • 柔軟剤や香水の強い香りで気分が悪くなる
  • 衣類のチクチクが気になる
  • 湿気が多いとすごく不快に感じる
  • 人の話し声が気になる

視界に入る物が多いと情報量が多すぎて疲れる

HSPの人は、視覚的な情報処理能力が高いため、部屋に物が多いと脳が休まらず、常に刺激を受けてしまいます

視覚ストレスを感じる瞬間

  • 部屋に物が多すぎて、どこを見ても情報が入り込んでくる
  • 散らかった部屋にいると、なぜか気持ちが落ち着かない
  • 何を片付ければいいのかわからず、疲れてしまう

多くの物を見て、心がざわざわするのは、その物を見た瞬間に脳が勝手に反応して「これ片付けなきゃ」「あれ準備しとかなきゃ」と考えてしまうからです。

普段から考えすぎのHSPの人は、物の情報により、さらにパンクすることが多いと感じます。

人の気配や騒音がストレスになりやすい

HSPの人は、自分以外の人の動きや音にも敏感です。

そのため、一人暮らしでも近隣の生活音や外の騒音が気になり、ストレスを感じることがあります。

よくある環境ストレス

  • 隣の部屋の生活音や足音が気になってしまう
  • カフェやオフィスなど、人が多い場所では集中できない
  • 窓の外の車の音や工事の音が耳についてしまう

ひどい時は家族の声でもイライラしてしまいます。

気を使いすぎるHSPは「物」からも影響を受ける

HSPの人は、物にも感情を抱きやすいと言われています。

物によるストレスの例

  • もらったけど使っていない物を捨てるのが申し訳なく感じる
  • 収納に物が詰まっていると、心も窮屈に感じる
  • 使わないのに「もったいない」と思って手放せない

このように、HSPの人は、物や環境から受けるストレスが多く、暮らしの中で無意識に疲れてしまうのです。

ミニマリスト的な暮らしを取り入れることで、HSP特有の環境ストレスを減らし、心地よい生活を送ることができます。

静かで穏やかな環境が手に入る

ミニマリスト的な暮らしで得られるメリット

  • 物が少ないと掃除が楽になり、余計な音が減る
  • 生活空間がスッキリすると、気持ちも落ち着く
  • 必要なものだけに囲まれることで、安心感が生まれる

視覚的なノイズが減り、心が落ち着く

HSPの人にとって、部屋が整っていることは心の平穏にもつながります

視界に入る情報量を減らすだけで、無意識に感じていたストレスが軽減されると感じます。

「何を選ぶか」に疲れない|選択のストレスが減る

HSPの人は、選択肢が多すぎると決められずに疲れてしまうことがあります。

物を減らし、シンプルな暮らしを心がけることで、迷う時間を減らし、ストレスを減らせます。

1. 物の量を減らして「視界の情報量」を少なくする

具体的な方法

  • まずは「これを手放しても後悔しない」と思うものから整理する
  • 部屋の色を統一して、視覚的な刺激を減らす
  • 毎日使うものだけを取り出しやすい場所に置く

2. 静かな空間を作る|音のストレスを最小限に

私が愛用しているLOOP(ループ)の耳栓

おすすめの防音対策

  • 耳栓やノイズキャンセリングイヤホンを活用する
  • 厚手のカーテンやカーペットを敷いて、音を和らげる
  • 音が気になるときは、ホワイトノイズを流してリラックスする

3. 柔らかい光や自然光を活用して落ち着く部屋に

おすすめの照明の工夫

  • LED照明の代わりに暖色系の間接照明を使う
  • カーテンを遮光、防音、遮熱機能付きの物に変える。←おすすめです
  • スマホやパソコンの画面の明るさを調整し、目の負担を減らす

4. 「香りのミニマル化」で快適な空間を作る

香りのストレスを減らすコツ

  • 強い香りの柔軟剤や芳香剤を控える
  • 天然素材のアロマや無香料のアイテムを選ぶ
  • 風通しをよくして、自然な空気の流れを作る

我が家は猫を飼っていますが、人用のトイレに猫トイレを置いて、24時間換気しています。

HSPの人は、環境の影響を強く受けやすいため、暮らし方を工夫することが大切です。

ミニマリスト的な暮らしで私が得られたこと

  • 余計な刺激を減らし、心が穏やかになる
  • 選択のストレスがなくなり、決断がラクになる
  • 部屋がスッキリすると、気持ちも軽くなる
  • 自分のやるべきことに集中できる

「もっと落ち着いて、心地よく暮らしたい。」

そんなHSPの人にとって、ミニマリスト的な暮らしは無理なく取り入れられるストレス対策のひとつです。

少しずつ、自分に合った方法を取り入れて、快適な暮らしを実現していきましょう。

モノに埋もれてた私が見つけた「本当の休息」

「なんだかいつも疲れてる…」「家にいても落ち着かない…」そんな感覚の正体、じつは“モノの多さ”かもしれません。 私も、何をしても疲れが抜けず、気づけば部屋にモノがあふれていました。でも、少しずつ手放す ...

集中できないのは“部屋のせい”かも?

「どうしてこんなに集中できないんだろう…」と悩んだとき、実は“部屋の環境”が大きく関係しているかもしれません。視界に入るモノの多さ、音、香り、光――それらの刺激が、無意識に脳を疲れさせていることも。 ...

情報過多の時代に注目「ミニマル思考」で脳内デトックス

「なんだか最近、頭がごちゃごちゃして疲れる…」そんな感覚に心あたりはありませんか?特にHSP気質の人は、日常の些細な情報にまで敏感に反応して、思考がパンクしやすいものです。 この記事では、情報過多の時 ...

ミニマリストが買わないもの15選

「なんでまたこんな物買っちゃったんだろう…」そんな後悔、ありませんか?私も以前は、買っては後悔する日々を繰り返していました。でも、ミニマリストとして「これは買わない」と決めてから、暮らしはぐっとラクに ...

スマホの時間を減らしたら、人生が軽くなった話

「ついスマホばかり見てしまう…」「時間がなくて疲れる…」そんな日々にモヤモヤしていませんか?私も同じように悩んでいたひとりでした。ですが、スマホとの付き合い方を少し変えただけで、心が整い、時間にも気持 ...

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

まぬるん

HSP歴30年以上・ミニマリスト歴5年、年間200冊以上本を読む。 家族5人全員がHSP。苦悩の結果、刺激や情報を減らすというミニマリストの考えがHSPとの相性が抜群と分かり、実践。その効果を感じている。 HSPは全員ミニマリストになれば良いと考えている。

-HSPとミニマリストライフ, HSPと心地よく生きる, 刺激の多い環境での工夫