断捨離の手順を変えるだけで部屋が劇的に変化

まぬるん

HSP歴30年以上・ミニマリスト歴5年、年間200冊以上本を読む。 家族5人全員がHSP。苦悩の結果、刺激や情報を減らすというミニマリストの考えがHSPとの相性が抜群と分かり、実践。その効果を感じている。 HSPは全員ミニマリストになれば良いと考えている。

私自身、断捨離を始めた当初は何から手をつけていいのか全くわかりませんでした。
部屋の中は物であふれ、片付けようとすると逆に散らかってしまう始末。

しかし、正しい順番と手順を知ってからは、驚くほどスムーズに進められるようになりました。

この記事では、私の実体験をもとに、断捨離の効果的な進め方をお伝えします。
同じように悩んでいる方の参考になれば幸いです。

断捨離の基本と順番を知ろう

断捨離とは?意味と目的を簡単に解説

「断捨離」という言葉は、単なる片付け以上の意味を持ちます。
不要なモノを「断つ」「捨てる」「離れる」という3つのステップを通じて、モノだけでなく心の整理も行う考え方です。

  • 断(たつ):新たに不要なモノを家に入れない
  • 捨(すてる):今ある不要なモノを捨てる
  • 離(はなれる):モノへの執着から解放される

この3つを意識することで、部屋だけでなく気持ちまでスッキリさせるのが断捨離の目的です。

断捨離を成功させるために順番が重要な理由

断捨離はやみくもに始めると、途中で挫折しやすいものです。
特に思い出の品や高価だったものなどは、いきなり手をつけると捨てられず、モチベーションも下がってしまいます。

そこで大切なのが「順番を意識すること」です。

順番を工夫することで以下のようなメリットがあります。

順番を決めるメリット内容
気持ちの整理がつく捨てやすいモノから始めることで、判断力が鍛えられる
挫折しにくくなる難易度の低いモノから手をつけることで成功体験を積める
時間を効率的に使えるどこから始めるか迷わずにすむ

断捨離は、正しい順番で進めることで無理なく続けられ、結果的に部屋全体がスムーズに片付いていきます。

劇的に変わる!断捨離の正しい手順

ステップ1:不要なモノを「見極める」

まずは、家の中にあるモノをすべて見渡すことから始めましょう。
断捨離では、「何が不要なのか」を見極める作業がとても重要です。

以下の基準を参考に、「いる」「いらない」を判断しましょう。

  • 1年以上使っていない
  • 壊れている、またはメンテナンスが必要
  • 同じようなモノが複数ある
  • 思い出以外で、今の生活に必要ない

この見極めの段階で「もったいない」という気持ちが出ることもありますが、あくまで今の自分に必要かどうかで判断するのがポイントです。

ステップ2:使っていないモノを「手放す」

不要と判断したモノは、潔く手放しましょう。
捨てるのが難しい場合は、以下の方法を活用するとスムーズです。

  • リサイクルショップに売る
  • フリマアプリで出品する
  • 欲しい人に譲る
  • 寄付する

手放す方法を工夫することで、ただ捨てるよりも気持ちよく断捨離が進められます。

ステップ3:「残すモノ」を厳選する

不要なモノを手放した後は、「残すモノ」を改めて見直しましょう。
ここでのポイントは、本当に必要なモノだけを残すことです。

  • 毎日使う生活必需品
  • 自分にとって心地よいモノ
  • 今の暮らしに合ったモノ

これらを基準に、残すモノを絞り込むことで、部屋全体がスッキリしていきます。

私は捨てるかどうか迷う時は「これを捨てたら今後同じ物を買い直すだろうか?」と考えます。「買わない」であれば、迷わず捨てます。

ステップ4:収納と整理でスッキリ仕上げる

最後に、残したモノを定位置に戻して収納します。
収納の際は、取り出しやすく戻しやすい工夫をすると、キレイな状態をキープしやすくなります。

  • よく使うモノは手の届きやすい場所に
  • 同じ種類のモノはまとめて収納
  • ラベリングしてわかりやすくする

このステップまで終われば、部屋は驚くほどスッキリし、日常生活も快適になります。

断捨離を始めるおすすめの場所

取り掛かりやすいのは「引き出し」や「小物類」

断捨離は、最初の一歩が肝心です。
いきなりクローゼットや押し入れといった大きな場所に取り掛かると、途中で疲れて挫折してしまう可能性があります。

そのため、最初は引き出しや小物類などの小さな範囲から始めるのがコツです。

おすすめのスタート場所例

  • キッチンの引き出し(使っていない調理器具や食器)
  • 玄関の靴箱(履いていない靴)
  • 書斎やリビングの小物(文房具、古い書類など)

小さな成功体験を積むことで、断捨離に対するハードルがぐっと下がり、次の場所にも取り組みやすくなります。

難易度が高いのは「思い出の品」

一方で、断捨離においてもっとも手をつけにくいのが思い出の品です。

  • 写真や手紙
  • 子どもの作品
  • プレゼントされた品物

こうしたモノは、捨てるかどうかの判断が非常に難しく、途中で悩んで手が止まってしまう原因になりがちです。

そのため、思い出の品は断捨離の終盤に回すのがベスト
他の場所で判断力が鍛えられてから取り組むことで、よりスムーズに進められるようになります。

断捨離をスムーズに進めるコツ

期限を決めて進める

断捨離を始める際にありがちなのが、「いつかやろう」と後回しにしてしまうことです。
これを防ぐために、期限をしっかり決めることが重要です。

  • 〇月〇日までにリビングを終わらせる
  • 週末にはクローゼットに着手する
  • 1日30分だけ断捨離する

このように、具体的な期限や時間を決めることで、行動に移しやすくなります
短時間でも少しずつ進めることで、確実に成果が見えてきます。

捨てる基準を明確にする

断捨離が滞る原因のひとつは、「捨てるべきかどうか」の判断に迷うことです。
そんな時は、捨てる基準をあらかじめ決めておくとスムーズです。

【捨てる基準の例】

  • 1年以上使っていない
  • 今後使う予定がない
  • 同じものが2つ以上ある
  • 壊れている・汚れている

このような基準をもとに判断することで、迷いが減り、テンポよく進めることができます。

気分が乗らない日は無理しない

断捨離は気持ちが乗っているときの方がはかどる作業です。
無理に進めようとしても、判断力が鈍り、作業が雑になってしまうこともあります。

そんなときは、思い切ってお休みするのも賢い方法です。

  • モチベーションが高い日を狙う
  • 天気が良い日や気分転換したい日に実施する
  • 家族と一緒にやることで楽しく進める

無理なく続けることで、断捨離は習慣化し、いつの間にか生活の一部になります。

断捨離後のメリットと心の変化

部屋が広くなり、掃除がラクになる

断捨離が完了した部屋は、見違えるほどスッキリしています。
モノが減ることで、掃除や片付けが格段にラクになるのが大きなメリットです。

  • 床にモノが少ないので掃除機がけがスムーズ
  • 収納スペースに余裕ができ、取り出しやすい
  • 目に入る情報が減り、ストレスも軽減

特に忙しい日常では、掃除や片付けにかかる時間が短縮されるだけで、心にも余裕が生まれます。

心もスッキリし、前向きになれる

断捨離の効果は部屋だけにとどまりません。
モノを手放すことで、心にも余白が生まれ、気持ちが前向きになるという心理的効果も期待できます。

  • 不要なモノに囲まれていたストレスから解放される
  • 判断力が磨かれ、自信がつく
  • 新しいことにチャレンジする意欲が湧く

「これまでモノに縛られていた」と気づくことで、自分にとって本当に大切なモノや時間を意識するようになり、生活そのものがシンプルで充実したものへと変わっていきます。

断捨離は単なる片付けではなく、自分自身と向き合うきっかけにもなるのです

まとめ:順番を意識するだけで断捨離はもっとラクになる

断捨離を始めるとき、「何から手をつければいいのかわからない」と悩む人は少なくありません。
しかし、今回ご紹介したように正しい順番で進めることで、断捨離は驚くほどスムーズに、そして楽しく行えるようになります

まずは引き出しや小物類といった取り掛かりやすい場所からスタートし、不要なモノを見極め、手放すことが第一歩です。
思い出の品のように判断が難しいものは、後回しにすることで無理なく進められます。

また、捨てる基準を決めたり、期限を設定したりすることで、断捨離が日々の習慣として定着しやすくなります。
無理せず、自分のペースで進めることが成功のカギです。

断捨離が進めば、部屋はもちろん、あなたの心もスッキリ軽やかになります。
掃除や片付けがラクになるだけでなく、気持ちの余裕が生まれ、新しいことに挑戦する意欲も湧いてくるでしょう。

ぜひ今回ご紹介した順番と手順を参考に、あなたも断捨離をスタートしてみてください。
きっと、今よりもっと心地よい暮らしが手に入るはずです。

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