低気圧で体調が悪くなる女性へ|気象病歴30年の私が試して本当に効いた対策とグッズを紹介!

低気圧が近づくと、激しい頭痛や吐き気で何もできない…
だるさや眠気、肩こりまでひどくなる…

こんなつらい症状で困っていませんか?

実は私自身も30年以上気象病と付き合い、嘔吐を伴う激しい頭痛、だるさ、眠気、肩こりなどの症状にずっと悩まされてきました。

この記事では、気象病歴30年の私が、低気圧の日に試して本当に効果を感じた対策法や便利なグッズを詳しく紹介します。

少しでもあなたの不調がラクになるヒントになれば嬉しいです。

低気圧で症状が出るたびに「気のせいでは?」と思われがちですが、気圧の変化は実際に体調に大きく影響します。

天気によっておこる体調変化のことを気象病といいます。

気象病は病名と認定されておらず、各種の不快症状をさします。

私自身は以下のような症状が特に強く出ていました。

  • 嘔吐を伴う激しい頭痛
  • とにかくだるくて体が動かない
  • 強い眠気や集中力低下
  • 肩や首のコリがひどくなる→その後頭痛になる

症状の強さや頻度は人によりますが、まずは「気のせい」ではないと安心してくださいね。

気象病と付き合う中で効果を実感した、具体的な対策をご紹介します。

① 気圧の変化に対応する「耳マッサージ」

耳をつかんでくるくる優しく回すと、耳や首が暖かくなり、頭痛や肩こりがラクになることもあります。

耳の後ろにある「完骨(かんこつ)」「翳風(えいふう)」や「神門(しんもん)」というツボを押すだけでも、かなり違います。

② 首・耳・肩まわりを温める

肩や首、特に耳を温めると血行が良くなり、肩こりや頭痛が軽減することもあります。

レンジで温めるタイプの「肩用温熱パッド」が便利です。

③ 低気圧が来る前から「気圧対応耳栓」をつける

気圧変動による耳の違和感や頭痛を防ぐため、「気圧調整耳栓」を試したところ、不調がかなり軽減されました。

この耳栓は特に飛行機に乗る時に、効果的です。

④ コーヒーなどのカフェインをとる

カフェインの効果により、自律神経が沈静化し、頭痛がとれることもあります。

この方法は早期の段階なら効果的ですが、頭痛が始まってしまったら効果は薄いです。

⑤ アイスを食べる

あまり天気痛の本には書いてありませんが、私は天気痛の時にアイスを食べるとスッとしてマシになることがあります。

⑥ 痛い時はガマンせず、鎮痛薬を飲む

私は痛みがあればガマンせずに鎮痛薬を飲んでいますが、使用の判断は医師や薬剤師にご相談ください

「薬を飲み続けていれば効かなくなる」と聞きますが、もう30年以上飲んでますが、効かなくはなっていないです。

私が薬を飲む頻度は5日連続の時もあれば、1週間に1回の時もあります。

⑦ 病院では五苓散が処方された

五苓散(ごれいさん)は全身の水分バランスを整えるため、低気圧によって乱れた内耳の水分バランスを元に戻す効果が期待できます。

私は天気痛で耳鼻科に行った時、この五苓散を処方してくれましたが、自己判断での服用は避けましょう。

⑧ 頭痛の時はムリしない

頭痛の時は暗く静かな部屋で安静にするのが一番です。

頭痛の時にムリをすると、頭痛の回数が増える可能性があります。

以下のような症状がある方は、私と同じようなタイプかもしれません。ただし自己診断は避け、必要に応じて専門医へ相談してください。
ちなみに気象病の中で痛みがあるものを「天気痛」と言います。

  • 天気が悪い時に頭痛やだるさ、肩こり、関節痛、眠気、めまいの内どれかが起こる
  • 雨の日だけでなく、雨の前日や台風の接近でも不快症状がある
  • 天気が回復する時も症状がある
  • 寒くなると(暖かくなると)症状が頻繁に起こる

もし多く当てはまったら、ぜひこの記事の対策を試してみてください。

私が使って効果を感じた、低気圧対策の便利グッズをご紹介します。

  • 【気圧調整耳栓】耳の圧力を調整し、気圧変化による頭痛や吐き気を軽減することも。
     天気痛外来を開設した佐藤純先生考案の耳栓がamazonで売っています。
  • 【ホットアイマスク】頭痛や眠気を軽減し、リラックス効果あり。
     そのまま寝てしまう危険性が大。
  • 【肩用温熱パッド】肩こりや首の緊張をほぐし、耳に当てれば気象病に効果が期待できます。
     繰り返し使えて、非常におすすめ。
  • 【アロマオイル(ペパーミントやラベンダー)】吐き気や頭痛、ストレス軽減におすすめです。

日本では気象病の人が1000万人以上いるといわれています。

ドイツでは天気予報で気象病予報があるぐらいです。

今後、間違いなく日本でも気象病の理解が深まっていきます。

気象病歴30年の私が何より伝えたいのは、低気圧による体調不良は「気のせい」ではなく、実際に症状があり、対策することでかなり楽になれる可能性があることです。

対策やグッズをうまく取り入れて、気象病と上手く付き合ってくださいね。

私の経験が、あなたのつらい日々をラクにするためのヒントになれば幸いです。

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まぬるん

HSPであり、30年以上気象病に悩み続けた当事者。家族全員がHSP&天気痛体質。100冊以上の関連書籍を読み、医師の見解や論文も参考にしながら、信頼できる情報を発信しています。

-HSPと天気痛, 天気痛・気象病