めまいの原因は天気?気圧の変化に要注意

最近なんとなくフラついたり、立ち上がるとクラクラする…

そんな「めまい」に悩まされていませんか?

原因がわからず不安な方も多いはず。

実はそのめまい、天気や気圧の変化が関係しているかもしれません。

この記事では、天気がもたらす「気象病」とめまいの関係について、気象病歴30年以上の私がわかりやすく解説します。

1-1. めまいの主な原因とは?

めまいにはいくつかのタイプがあり、原因も多岐にわたります。

めまいのタイプ特徴主な原因例
回転性めまい周囲がぐるぐる回っているように感じるメニエール病、前庭神経炎など
浮動性めまいふわふわと浮いているような感覚自律神経の乱れ、ストレス、脳疲労など
立ちくらみ・失神性めまい立ち上がった時にクラッとする起立性低血圧、貧血など

これらの中には、耳や脳の異常が関係するケースもあれば、ストレスや生活習慣に起因するものもあります。

しかし、病院で検査しても「異常なし」と言われることも少なくありません。

こうした背景から、近年「気象病」と呼ばれる新たな視点が注目されています。

1-2. 見落とされがちな「気象病」とは?

気象病とは、天気の変化、特に気圧の上下によって自律神経が乱れ、さまざまな不調を引き起こす現象です。

気象病のうち痛みがあるものを「天気痛」といいます。

正式な医学用語ではありませんが、多くの医師やメディアでも使われるようになっています。

気象病でよく見られる症状

  • めまい
  • 頭痛
  • 肩こり・首こり
  • 関節痛・古傷の痛み
  • 倦怠感・眠気
  • 気分の落ち込み(気象うつ)

気象病は、以下のような人に起こりやすい傾向があります

  • 女性(ホルモンの影響で自律神経が乱れやすいため)
  • HSP気質の人
  • 乗り物酔いしやすい人
  • ストレスを抱えやすい人
  • 気圧や天気の変化に敏感な人
  • 自律神経が乱れている人

「なんとなく体調が悪いけど、原因がわからない…」という人は、実はこの気象病の影響を受けているかもしれません。

2-1. 天気とめまいの関係

2-1-1. 気圧が下がると体に何が起きる?

気圧が下がると、大気の圧力が弱まり、体は外からの刺激に敏感になります。

その結果、以下のような変化が起こります。

気圧の低下が体に与える影響症状として出やすいもの
内耳のリンパ液が膨張しやすくなる平衡感覚の乱れ → めまい
脳の血管が拡張しやすくなる頭痛、吐き気
酸素供給がやや不足する傾向になる倦怠感、眠気、集中力低下
自律神経が乱れるめまい、頭痛、肩こり、だるさ、眠気

内耳(ないじ)は気圧変化を察知するセンサーの役割を担っており、気象病の対策は内耳にアプローチするものが多いです。

また、低気圧の日には副交感神経が優位になりすぎて「だるい・眠い」といった症状が出やすくなります。

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2-1-2. 自律神経との関係性

自律神経は、呼吸・血流・体温調節など、体の基本的な機能を司っています。

天気が急に変化すると、以下のような自律神経の乱れが起こりやすくなります。

自律神経が乱れると…

  • 血圧や心拍が安定しない
  • 血流が悪くなる → 脳に必要な酸素が届きにくくなる
  • 平衡感覚が狂いやすくなる → めまいにつながる

気圧の急変が起きたタイミングで「なんとなく不調になる」人は、この自律神経のバランスに注意が必要です。

また、自律神経の乱れによる不調は病院の検査でも「異常なし」となることが大半です。

さらに、もともと自律神経が乱れがちな人は、少しの気圧変化でも体調が悪くなりがちです。

2-2. こんな症状があれば「気象病」かも

「めまいの原因がわからない…」という人は、以下のような兆候があるかチェックしてみましょう。

気象病チェックリスト

  • 雨の日や雨の前日にめまいや頭痛が出やすい
  • 台風や梅雨の前に体調が悪くなる
  • 気分の落ち込みや倦怠感が続く
  • 季節の変わり目に不調になる
  • 病院で異常なしと言われたが症状が続いている

上記に2つ以上当てはまる場合は、気象病の影響を受けている可能性があります。

気圧アプリを使って「体調が悪くなるタイミング」と「天気の変化」を記録することで、自分の体質を知るヒントになりますよ。

3-1. 気象病によるめまいの対策法

天気によるめまいは、予防と対策でかなり軽減できます。

「気圧に振り回されない体づくり」を意識することが大切です。

3-1-1. 日常生活でできるセルフケア

気象病の対策は、自律神経のバランスを整えることがポイントです。

自律神経を日常から整えておくことで、気圧の変化にも強くなれます。

以下のような生活習慣を意識しましょう。

✅ 気象病対策に効果的な習慣リスト

習慣効果
規則正しい生活リズムを保つ自律神経のバランスを安定させる
朝日を浴びて体内時計を整えるセロトニン分泌が促され、気分の安定につながる
軽い運動(ウォーキング・ストレッチ)血流改善&自律神経の調整効果あり
十分な睡眠を確保する疲労回復とホルモンバランスの維持
温め入浴(ぬるめのお湯に浸かる)副交感神経を優位にし、リラックス状態を促す
水分補給をしっかり行う血流や内耳のリンパ液のバランスを保つ
カフェイン・アルコールを控える神経の興奮を抑え、体調の乱れを防ぐ
スマホの使用時間を控える過剰な情報は自律神経を乱す

これらのセルフケアは「気圧による不調」の予防だけでなく、日々の健康維持にも役立ちます。

特に、就寝前のスマホ使用や夜更かしは自律神経の乱れにつながりやすいので、気象病を感じやすい方は注意が必要です。

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3-1-2. 気圧アプリを活用する

天気の変化による不調が起きやすい方にぜひ使ってほしいのが「気圧予報アプリ」です。

📱代表的な気圧アプリ

アプリ名特徴
頭痛ーる気圧変化を色で知らせてくれる/体調メモも可能
Weathermateグラフ形式で気圧の推移が確認できる/通知機能あり
Yahoo!天気一部に気圧情報が含まれており、天気との関連がわかりやすい

アプリで事前に「気圧が下がるタイミング」を知っておけば、

  • 前日に早めに寝る
  • ✔カフェインを控える
  • ✔めまい止めを準備する

など、対策がしやすくなります。

さらに、体調と天気の記録をつけておくと、「この時期は不調が出やすい」といった自分なりのパターンが見えてきます。

まさに“未来の不調を予測できる”ツールとして活用できます。

4-1. 病院に行くべきめまいとは?

気象病によるめまいは生活習慣の改善で軽減するケースも多いですが、以下のような症状がある場合は、迷わず医療機関を受診しましょう。

🩺早めに病院で相談すべき症状チェックリスト

  • めまいと同時に激しい頭痛がある
  • 手足のしびれやろれつが回らないなどの神経症状がある
  • 意識がもうろうとする、失神したことがある
  • めまいが長時間続く(数時間〜数日)
  • 嘔吐を伴うほどの激しいめまい
  • 聴力低下や耳鳴りを繰り返す

こうした症状は、脳卒中やメニエール病など重大な疾患のサインの可能性もあります。

🏥受診の目安

症状受診科
めまい+耳の違和感(耳鳴り・難聴など)耳鼻科(耳鼻咽喉科)
めまい+手足のしびれ・ろれつが回らない神経内科・脳神経外科
めまいのみが繰り返し起こる内科 → 必要に応じて専門科へ紹介されることも

自分で「気象病だ」と決めつけてしまうのは危険です。

不安な場合は、早めの受診と正しい診断を心がけましょう。

5-1. 他の気象病の症状もチェックしよう

気象病は「めまい」だけでなく、他にもさまざまな体調不良を引き起こす可能性があります。

🌧気象病でよくある症状リスト

  • 頭痛(特に低気圧性頭痛)
  • 首こり・肩こり
  • 関節痛・古傷の痛み
  • イライラ・不安感・うつっぽさ
  • 倦怠感・眠気・集中力低下
  • 胃腸の不調(お腹がゆるくなる、食欲不振など)

こうした症状も天気と関係している場合があります。

気象病への理解が深まれば、自分の体調と上手に向き合えるようになりますよ。

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【Step6】まとめ

めまいは耳や脳など身体のさまざまな異常が関わる症状ですが、実は「天気」も見逃せない要因のひとつです。

特に「原因不明のめまい」に悩んでいる人は、気圧の変化による“気象病”の可能性があります。

天気の影響を受けやすい体質を持つ人は、自律神経を整える生活習慣や、気圧予報アプリの活用によって症状を和らげることができます。

しかし、症状が重い場合や、神経系の異常が疑われる場合には、必ず医療機関を受診してください。

気象病はめまいだけでなく、頭痛や気分の落ち込みなど、心身に多くの不調をもたらす可能性があります。

あなたが「何となく不調」を感じているのなら、それは気象病からのサインかもしれません。

他の記事では「天気と体調の関係」をもっと詳しく解説していますので、ぜひそちらもチェックしてみてください。

気圧に振り回されない暮らしを、今日から始めましょう。

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まぬるん

HSP・天気痛歴30年以上、家族5人全員が天気痛持ち。 長年のHSP・天気痛との向き合い方や対策を実体験に基づき情報発信。気象病の専門医の意見や論文を引用しながら、生活に役立つ知識を届けています。

-HSPと天気痛, 天気痛・気象病