猫を飼い始めたいけど、ペットショップか保護猫かどっちにすればいいんだろう?
これから猫を迎えようとしている方は、ペットショップで猫を買うか保護猫を迎えるかで迷われると思います。
私個人的には断然保護猫をおすすめします。
しかし、ペットショップと保護猫どちらもメリットとデメリット、注意点がありますので、それらを解説していきます。
ペットショップのメリット、デメリットと見分け方
メリット
- ペットショップで販売されている猫は、ブリーダーさんの家で生まれた猫なので、生まれてからの正確なプロフィールが分かる
- 特定種(純血種)の猫が買える
- アフターケアが充実している
デメリット
- ペットショップによって、かなり良し悪しがあるので注意が必要
- 価格が高い
- マイクロチップの装着が義務化(数千円~一万円)
良いショップの見分け方
- 清潔であるかどうか
- 質問にきちんと答えてくれるか
- 生後8週(約2ヵ月)未満の子猫が販売されていないか
- 猫のプロフィールは詳細か
- 猫の健康状態は良好か
生後8週未満の犬猫の販売は改正動物愛護法で禁止されています。
また、生後8週を待たずに親元から離された犬猫は社会性が乏しく、問題行動を起こす可能性が高いとの報告があります。
保護猫のメリット、デメリット、注意点
保護猫といっても知り合いから子猫をもらう、保健所や保護団体から譲り受ける、野良猫を保護する場合等がありますが、これらに共通する点について解説していきます。
メリット
- 殺処分される命を救える
- 生後8週未満の子猫と触れ合える(可愛すぎです)※上級者向け
- ツンからデレを楽しめる
- 無料で引き取ることができる
- 雑種は身体が丈夫で、病気に強い
全ての生命はそうなんですが、純血種より、雑種の方が身体が丈夫な傾向にあります。
なぜかというと、違う(遠い)遺伝子が混じることで生命はより強く、進化するからです。
逆にいうと、近い遺伝子が混じるのは、種の劣化を引き起こすのです。
これと同じで年頃の娘さんが父親の匂いをくさいというのは遺伝子が近すぎて拒否反応を起こすからです。
お父さん気にしないで!
脱線しすぎましたね。
とにかく、保護猫を迎える一番のメリットは殺処分される命を救えることだと私は思います。
デメリット
- 病気や寄生虫に感染している可能性が高い
- なつくまで時間がかかる可能性、もしくは一生なつかない可能性がある
- 野生の時の行動が残る場合がある
注意点
- 引き取り先から詳細な猫の情報を聞き取る
- 引き取ったらすぐに獣医で健康診断を依頼する
- 子猫で可能であるなら生後2ヵ月まで親と一緒に生活させる
- 生後8週未満の子猫を引き取る場合、最低でも生後8週までは、常に誰かが子猫の相手をして、愛情をそそぐ
- 引き取った後しばらくはケージで落ち着くまで様子を見る
管理人が保護猫をおすすめする理由
私はこれまで20匹以上の猫と暮らしてきましたが、その全てが保護猫です。
私の個人的な感想ですが、ペットショップで売られている猫より、野良猫や保健所の猫の方が命の危険度が高いです。
また、ペットショップで売られている猫については、その流通過程で年間6000匹が死亡していると言われています。
ペットショップでの猫の販売を減らし、保健所で殺処分される猫を救うことが、かわいそうな猫を減らす道だと思います。
ペットショップが悪いとかペットショップで猫を買うな、とは言うつもりはありません。
ペットショップでも売れ残ってしまった猫は殺処分される可能性があります。
飼い主の方、一人一人がかわいそうな猫を減らす道を考えて欲しいだけです。
私は少しでも猫に死んでほしくありません。
全ての猫を救うことは現状ではできませんが、少しでも猫の命が救える判断をしていきたいと考えています。
ですので、私は保護猫をおすすめします。
猫と飼い主さんの幸せを願っております。